<1月27日 説教要録>キリストにある一致の勧め ペテロの手紙一3章8〜12節
ペトロは迫害の中に生きる社会的にも身分的にも弱さを抱えた信徒(奴隷・
婦人)の多い教会にあなた方は神から特別な召命、使命を与えられて召され、
選ばれていると語っています。例えば2章9節、2章21節 これは神の前で
の彼らのアイデンティティーを回復させるような語り掛けです。そしてまた、
今日の日本でも人間が物のように取り扱われて、人格的存在としての尊厳や
人権のかけがえのなさが社会生活の中で埋没させられているキリスト者に
とって、このことは該当するのではないかと思います。
 このようなキリスト者に対してペトロはキリストにおける一致を8節にま
とめています。ヨハネによる福音書で主イエスが与えられた「私があなた方を愛し
たようにあなた方も互いに愛し合いなさい」との新しい戒めを丁寧に説明す
るとこうなるのではと思います。しかし、現実の教会でこれらが満たされて
いるかと言えば、むつかしいと思います。そういう問題を抱えて、あるご婦
人が「良い教会を紹介してほしい」と相談に来られました。私はその時、「残
念ながら問題のない教会はないでしょう。むしろ、教会に求めるだけで、問
題のある教会の中でキリスト者としてキリストに喜ばれる教会を形成する
ために仕える者になるようにされることが大事です。そうしないとキリスト
者としても行き詰ってしまいます。」とお応えしました。キリスト者には9節
にありますように「祝福を受け継ぐためにあなたがたは召された」という使
命があるからです。悪や侮辱をもって対する人々に悪や侮辱をもって返すの
でなく、相手の祝福を祈る、相手の救いに与れるよう祈ることも召された私
たちに使命として与えられているのです。主もまた「受けるより与える者は
幸いである」とおっしやつています。(村田元牧師)
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