<5/5 説教要旨> ヨハネによる福音書20章24〜31節
「信じる者になりなさい」
 人は生まれてきてもいつかは必ず死にます。また、死んでしまった人はた
まに蘇生することはあっても又いずれかには死ぬのです。今だかって人間の
歴史の中で死んだ人間が復活することがあるなど′というキとは奉りません。
ですから、イエス・キリストの復活の出来事は、あらかじめ3度にわたって
示されてはいましたが福音書の中には疑ったり、信じられなかった弟子たち
の事が記されています。トマスも他の弟子たちが復活の主にお会いして「主
を見た」と証言しても信じられませんでした。「主の手の釘痕に指を入れ,
わき腹の槍傷に手を入れて確認しなければ信じない」とまで強弁しました。
復活の主はそんなトマスのもとに現れて下さり、驚くことにトマスが願っ
たように「あなたの指をここに当て、私の手を見なさい。あなたの手を伸
ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者看ではなく、信じる者に
なりなさい。」と言われたのです。主は失われた羊のようなトマスを探し
求める羊飼いのようにトマスに向かわれたのです。
復活の主のトマスへの愛と真実は彼を圧倒しました。ついにトマスは主に
触れることもせずに「わたしの主、わたしの神よ」と真心からの信仰の告白
をしたのでした。
私たちにとっても主の復活をその通り信じることはむつかしいことであ
ります。信じられなかった弟子たちが信じる者へとされた聖書の証言は、聖
霊の導きにより、私たちが信じない者から信じる者とされるために書かれた
のです。十字架は復活の光に照らされなければ「全ての人の購いとしての神
の子の死」として信じられないからです。その時、「イエスは神の子メシア
であると信じ、信じてイエスの名により命を受ける」のであります。
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