<7月14日説教要旨>
先立ちたもう聖霊 一突破口を開く一 便徒言行録11章1〜18節
初代教会の人々にとって異邦人伝道には越えられない壁がありました。それは割礼と
食物規定でした。ですから、ペトロによってイタリア隊の百卒長コルネリウスとその
一族への伝道とバプテスマの執行がされた時、人々はそのことを喜ぶよりも、「あな
たは割礼を受けていない者たちの所へ行き一緒に食事をした」との非難が起こったの
でした。そこでペトロはヤッファで神からの幻を与えられて、「神がきよめたものを
清くないなどとあなたは言ってはならない」といさめられたことを語り、さらに聖霊
がコルネリウスの遣わした使者と「ためらわないで一緒に行きなさい」と語られた時、
これが神のみ旨だと知ったことを語りました。そして、コルネリウスも天使のお告げ
を受けてペトロを招くに至ったことを語り、このことが神から示されたことを順序正
しく説明したのでした。決定的なことであったのは、ペトロがイエスの福音を語って
いるうちに、コルネリウスとその一族の上に聖霊が降り、一同が異言を語り神を賛美
しだしたことでした。ペトロはイエスが「ヨハネは水でバブテスマを授けたが、あな
た方は聖霊によってバプテスマを授ける」と約束されたことを思い起こしたのです。
そして、「私たちに与えられたと同じ賜物を神が彼等にもお与えになったなら、私の
ような者がどうして妨げることが出来たでしょう」といって、彼らにバプテスマを授
けたことを語りました。それで、人々は心底驚いて「それでは、神は異邦人をも悔い
改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美したのでありました。
初代教会のユダヤ人キリスト者と異邦人との越えがたい壁に神は聖霊によって突破口
を開かれたのです。こうして、イエス・キリストの「地の果てまで出て行って福音を
伝えるように」とのご命令は先立ちたもう聖霊の働きによつて突破口が開かれ、異邦
人伝道への道が開かれたのです。
 今日の日本でも教会と日本の一般の人々の間には超え難い壁があるように思います。
この壁は教会が主につながり、聖霊の働きを祈り求めることによって、聖霊が教会に
先立ちいかれる歩みの中で教会自身が変えられ、突破口を与えられると信じます。
道の開かれていきますように私たちも祈る者となりましょう。
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