11月24日(日)説教要旨 神の祝福と人間の使命
創世記1章26〜31節
 神はご自分にかたどり、ご自分に似せて人間を造られました。動物や植物と違って人間
を人格的存在として、霊的存在として造られました。犬やサルは神に祈ったり、神を礼拝
しませんが、人間は神に祈ったり、神を礼拝したりする、神との交わりに生きる者として
創造されたのです。アウグスチヌスは「人間は神のもとに帰るまで安らぐことが出来ない」
と言いましたが、人間は神以外のものを第一にするとき(金,物など)心の落ち着き、拠
り所を持てず、安らぐことが出来ないのです。
 聖書の天地創造とダーウィンの進化論についていえば、今日の聖書学者のほとんどは進
化論を認めています。しかし、この世界をこのように導かれたのは神であると信じる仕方
で、創造の全過程は神によることを信じています。例えば、「私の誕生は神の創造のわざで
あり、わたしは深い神のみ旨のもとに生かされている。」という仕方においてです。
 神は人間を祝福して「生めよ、増えよ、地に満ちよ。地を従わせよ」と言われ、「全地に
生える種を持つ草、種を持つ実をつける木をすべてあなたに与えよう。それが、あなた方
の食べ物となる」と言われました。今朝、私たちが収穫を感謝し、携えてきた野菜も果物
も神様が私たちを祝福し与えてくださったものです。神に感謝したいと思います。
 さて、このような人間に神は祝福を与えられると共に使命をも与えられました。神の作
られた被造物を支配すること、分かりやすく言えば管理することです。神の創造の秩序を
守ることです。このことが世界的に深刻に考えるようになったのは20世紀から21世紀で
ありますから、紀元前に語られたことに驚きます。今盛んに言われているプラスチックご
みが海洋生物に与えている危機は人間が自分たちの便利さのために神の造られた世界の創
造の秩序を破壊していることで、人間が管理することを怠った罪です。オゾン層の破壊、
環境ホルモンによる生物への深刻な影響、原子力エネルギーによる核兵器の開発、使用等々
全て人間の引き起こしたことです。これは人間が神に与えられた使命に生きることを見失
い、怠ったことによります。(ローマ教皇のメッセージにはこのことが語られています)
 私たちは神の祝福を頂き、神の与えてくださった収穫を感謝するこのとき、あらためて、
祝福と共に人間に与えられている神の被造物世界における人間の使命についても深く覚え、
この時代の中で共に取り組みを進めていきたいと思います。 
                          村田 元 牧師

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