<12/8説教要旨> 沈黙の恩恵
 今日はローソクの火が二本つきました。今はアドベント,主イエス・キ
リストの降誕を待ち望む日々であります。上州の山々にも雪が降り、寒
さもー段と厳しさを増してきましたこのごろですが、主イエス・キリスト
の降誕の意味を受け止めるに相応しい季節ではないでしょうか。
 今日与えられた聖書は、ザカリヤとエリサベトの老夫婦の間に、天使ガブリエ
ルから、ヨハネと言う男の子が授けられるという、場面であります。ザカリヤは
アビヤ組の中からくじ引きで、奉仕の当番を引き当てたのです。神殿に奉仕を
するレビ人は、二万人もいたといわれますから、この奉仕は、ザカリヤにとって
は、生涯に一度といえるものです。ザカリヤは緊張したでしょう。ザカリヤは神
が臨在する聖所からなかなか出てきません。人々は外で祈りをささげているので
すが、出てこない。ザカリヤは聖所の講壇の右に立っている天使によって、ザカ
リヤとエリサベトに男の子が生まれることを告げられるのです。ザカリヤは天使
に言います。「私たち夫婦は老人です。妻も年を取っています。そしてそんなこ
とがありましょうか。ならば<何によってそれを知ることが出来るでしょうか>
つまりしるしをいただきたい。このように言ったのです。この天使は、ザカリヤ
に、ロがきけなくなるというしるしを与えました。ザカリヤの神に逆らう口は、
神様によって封じられ、沈黙の中に引き入れられたのです。私たちは、今礼拝を
しています。もしその礼拝の中で、私たちが神に逆らう倣慢な言葉を語ってしま
うならば、神はその口を封じられ、その沈黙の中において、神の御心、神の豊か
な御言葉を聞くことでありましょう。
 今はアドベント、クリスマスは、そのような謙遜にされた、私たちの沈黙の一
人一人の心の中にやってくるのであります。待降とは、主イエスキリストがお生
まれになる、その時を、その喜びを、心静かに待つことでもあります。
                    (今井浩三伝道師)

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