<2月9日 説教要旨>
 ルカ伝6章20節にはこう書かれています。貧しい人々は幸いである。神の国
はあなた方のものである。今飢えている人々は幸いである。あなた方は満たされ
る。今、泣いている人々は幸いである。あなた方は笑うようになる。
 主イエスはこのように言われますが、貧しく、飢えていて、泣いている人々が、
どうして幸いなのでしょうか。主イエスは何を根拠に、そのように言われるので
しょうか。そして、追い討ちをかけるように「人々に憎まれるとき、また、人の
子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなた方は幸いで
ある、とも言われます。
  あのネパールに生涯を捧げた岩村昇医師は、日本キリスト教海外医療協力会
のメンバーであります。日本キリスト教海外医療協力会は、使用済み古切手を、
全国の子供たちや、諸団体から寄付をして頂き、それを切手収集家に販売して、
アジア諸国の医療支援の資金の一部としています。この会によって始められまし
た。また一円玉募金によって、BCGを買い、ネパールに蔓延していた結核の撲
滅に役立てたのです。岩村昇医師は、夫人と共に、原爆症を抱えながらも、ネパ
ールの医療支援に旅立ちます。ネパールは、ヒマラヤの懐に抱かれた地域で、派
遣されたタンセン村は、夏は40度、冬は零下10度、雨期が終わると、ジャン
グルからマラリヤ、デング熱、コレラ、アメーバー赤痢、腸チフスなどが、侵入
してくる過酷な村であったようです。彼は全てを捨てて、タンセンに赴いたので
す。タンセンは不衛生で、便所がないので、便所つくりにも励みました。彼をネ
パールへと駆り立てたのは、幼少のころ、教会学校で聞いた、青年教師の言葉、
良きサマリア人の聖書から「皆さんの中で独りでもいい、病める人をこうして救
ってあげる人が出てくれれば嬉しい」これらの言葉がいつも目の前に現れていた
ようだと述懐されています。中村哲医師は、パキスタン、アフガニスタンへ医療
協力会から派遣されていきます。砂漠に中に25キロもの潅漑用水路を作り、砂
漠を農地へと改良し、10万人もの農民が暮らしています。中村哲医師は、何者
かの銃撃によって、73年の生涯が閉ざされてしまいました。人々から憎まれる
時‥・・喜び踊りなさいとイエスは言われました。わたしは言葉に詰まりまし
た。なぜですか。「涙と共に種をまく人々は、喜びの歌と共に刈り取る」神は約
束を必ずかなえてくださる。あの十字架に架かられている主イエスによって。
(今井浩三伝道師)
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